データセンターの立地条件

データセンターの立地条件は、インフラの安定性・災害リスクの低さ・運用の利便性の3要素が核となります。近年では、生成AIの普及に伴う電力需要の増大や政府主導の地方分散化も重要なキーワードです。

1.災害のリスクの低さ(最重要)

・地震リスクが低く、液状化の恐れがない強固な地盤が求められます。

・ハザードマップで侵水想定区域外であること、または一定の標高があることが条件となります。

・落雷頻度が低いことや機器の腐食を防ぐため海岸線から一定の距離があることも考慮されます。

2.電力・インフラ供給の安定性

・大規模なデータセンターには、高圧で安定した電力の供給体制が必要となります。複数の変電所から受電できる「異系統受電」が可能か。

・長時間の連続稼働が可能な燃料タンクや災害時に燃料の配送が可能な道路網(交通の利便性)

3.アクセス・通信環境

・IX(インターネット相互接続地点)へのアクセスが良く、光ファイバー網が多重化されている必要があります。

・運用・保守担当者が駆け付けやすい場所(都心近接)、高速道路・空港へのアクセス性。

・サーバーの冷却効率を高めるため、北海道等の冷涼な地域は外気冷却による省エネ効果が期待できる敵地とされています。

4.将来の拡張性と周辺環境

・1棟当たり数万㎡の広大な土地が必要で、将来における拡張性も重視されます。

・騒音や振動が発生する施設が近くにないことや逆にデータセンター自体の騒音が近隣住民の苦情にならない場所(工業専用地域等)が適しています。

※データセンターの選択は、事業継続計画(BCP)の観点から上記の立地要素を総合的に評価して行われます。経済産業省・総務省は、東京・大阪の一極集中を回避するため、地方分散を推進しています。

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