合羽(かっぱ)の由来は、ポルトガル語で雨具を意味する「capa」が日本に伝わり、それが「カッパ」と聞こえたことから、当て字として「合羽」という漢字が使われるようになったという説が有力です。後に雨具全般を指す言葉として定着しました。
・当て字としての「合羽」:「カッパ」という音に「羽を合わせる」という意味を持つ「合羽」という漢字が当てられました。これは、合羽を着た姿が鳥が翼を広げたように見えることから連想されたと考えられています。
・南蛮貿易と合羽:南蛮貿易によって日本に持ち込まれた合羽は、元々は着物の上に羽織る雨具として使われました。
それ以前は、蓑(みの)が雨具として使われていましたが、合羽はより便利で機能的な雨具として広まりました。
・カッパと合羽:「カッパ」という言葉は、妖怪の河童(かっぱ)を連想させることもありますが、合羽の由来とは直接の関係はありません。
つまり、合羽の由来はポルトガル語の「capa」が日本に伝わり、当て字として「合羽」という漢字が使われるようになったという、言葉の伝来と当て字によるものです。

お問い合わせ
その他の関連記事
一覧を見る-
Read more損益貸借対照表は、企業の財務状況や業績を把握するための重要な財務諸表です。それぞれの表には、異なる情報が記載されており、理解することで企業の健康状態を把握することができます。 1.損益計算書:一定期間の企業の経営成績を示 […]2025.07.17
-
Read more「公益通報保護制度」は、公益のために事業者の法令違反行為を通報した労働者を解雇等の不利益な取扱いから保護、かつ、事業者のコンプライアンス(法令順守)を徹底し、国民生活の安心や安全を脅かす法令違反行為の発生と被害の防止を図 […]2025.07.16
-
Read more1.不動産デューデリジェンスの3つの調査 不動産デューデリジェンスとは、不動産取引において物件や土壌等の不動産における現況等を調査することです。 投資を行う際に投資対象の価値やリスクを調査することを指し「適正評価手続き」 […]2025.07.15