配管(給水管・給湯管・排水管)に関する工事は、大きく分けて3種類あります。
①給水管の引き込み:家を建てる時に水道本管から敷地内の水道メーターまで配管を引き込む工事(自治体の指定業者への依頼が原則)
②下水道排水工事:排水口から公共桝までの配管工事
③宅内配管工事:水道メーターからキッチンや浴室等の水道設備に配管を延ばす工事(自治体の指定業者への依頼が原則)
[配管の素材と耐用年数]
・鉄管(鋼管):15~20年
・銅管:20~25年
・ステンレス管:30~40年
・硬質ポリ塩化ビニル管:20~25年
・ポリエチレン管:30~40年
[配管のリフォーム費用]
一般的に排水管のリフォーム費用は給水管のリフォームと比べてやや高めとなる傾向です。
給水管交換(一部):10万円前後
給水管(全体):10~20万円
排水管(一部):15万円前後
排水管(全体):20~30万円
給水管・排水管交換:20~50万円
※マンションの場合は壁や床に配管が通っているケースが多く、総じて戸建より費用が高くなります。マンションでは、配管が共用部と専用部に跨っており専用部の配管工事を行う場合、費用負担は原則として所有者が負担します。ただ、配管を交換する必要性がある場合、共用部の配管も同様なリスクを抱えている可能性が高い状態が一般的です。大規模修繕工事等で管理組合による共用部の配管交換が行われるタイミングに合わせて行う方が、専用部の工事を単独で行うよりも効率的でしょう。配管工事費用は、床・壁等の解体が必要となるためトータルで50~100万円程度が一般的な目安となります。工事費用を抑えるためにもリフォームやリノベーションを行うタイミングで無駄な出費を抑えることができます。トラブルが起きて階下に被害が及ぶ前に対処することが非常に大切です。

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