リフォームでトラブルが発生した場合、まずは契約内容を確認し、問題点について業者と話し合うことが重要です。解決しない場合は、第三者機関に相談することで問題解決の糸口が見つかる可能性があります。
[よくあるトラブル事例]
1.追加費用の請求
・契約時に口頭で変更を承諾した結果、後から高額な追加費用を請求されることがあります。変更がある際は、必ず書面で内容を確認し、記録を残しましょう。
2.工事の仕上がりが悪い
・施工が雑といった品質に関する不満は業者の技術や経験不足が原因で起こります。契約前に業者の実績や評判をしっかり確認することが大切です。
3.工事の遅延
・工事の進行が遅れ、当初の工期に間に合わないケースがあります。契約時に工期を明確にし遅延した場合の取り決めを交わしておきましょう。
4.近隣トラブル
・工事の騒音や業者のマナー不足から近隣住民との間でトラブルになることがあります。近隣住民への挨拶回りや工事期間中の配慮について業者と事前に確認しておきましょう。
[トラブル発生時の対処法]
・不満点を具体的かつ、冷静に業者へ伝えましょう。
・交渉の経緯や内容は、全てメール・書面で記録しておきましょう。
・契約書および保証書を確認し、保証の対象となるかチェックしましょう。
・業者との話し合いで解決できない場合は、消費者ホットライン(局番なし188)住宅リフォーム・紛争処理支援センターに相談しましょう。
[悪質な業者による被害対策]
・突然の訪問で不必要なリフォームを勧める業者は悪質な可能性がります。
[トラブルを未然に防ぐためのポイント]
・複数の業者から相見積もりを取り、比較検討し適正な価格・提案内容を把握しましょう。
・工事内容・工期・支払い条件・保証内容等、隅々まで確認しましょう。
・全て書面で記録を残しましょう。
・工事中の進捗状況を写真に残し、気になる点があればその都度確認しましょう。
お問い合わせ
その他の関連記事
一覧を見る-
アフォーダブル住宅の特徴
Read more[アフォーダブル住宅の主な特徴] 1.価格・家賃が抑えられている ・市場価格より割安な販売価格・家賃で提供される。 ・目安として、所得の30%以内の家賃負担を目標に設定されている。 2.公的支援や補助がある ・住宅建設費 […]2025.11.07 -
古民家民泊建築基準法
Read more古民家を民泊として活用する際には、建築基準法の遵守が不可欠となり、特に用途変更手続き、既存不適格建築物の取り扱い、接道義務および消防法への適合が重要なポイントとなります。 [建築基準法の主な要件と注意点] ・用途変更の確 […]2025.11.06 -
八潮道路陥没から学ぶ
Read more埼玉県八潮市で2025年1月に発生した道路陥没事故からは、インフラの老朽化対策の遅れや点検体制の不備等、多くの教訓を得られました。 1.事故の概要と原因 ・発生:2025年1月28日、埼玉県八潮市県道交差点の道路が陥没し […]2025.11.04