長周期地震動の特性・メカニズム

長周期地震動は、周期が長くゆっくりとした揺れが長時間続くと共に遠方まで伝わりやすい地震動です。震源が浅く(地表面に近い)マグニチュードが大きい地震ほど長周期地震動が発生しやすくなります。

定義と基本特性

長周期地震動とは、揺れが1往復するのに掛かる時間(周期)が長い地震動で、一般的に約2~20秒の低周波領域の揺れを指します。

短周期の「ガクガタガタ」とした揺れに対して、長周期地震動は「ゆらゆら」とした大きく緩やかな揺れが特徴で、高層ビル等周期の長い建物に大きな影響を与えます。

発生メカニズム

長周期地震動は、主に大規模地震で断層の滑り量が大きい場合に発生しやすく、地震波の周期が長くなる傾向があります。

地盤に吸収されにくく、震源から数百キロメートル離れた場所でも大きく揺れる性質があります。

建物の固有周期と地震波の周期が一致した場合は「共振」が起こり、特定の高層ビルで揺れが増幅されることがあります。

影響&リスク

・高層ビルの長時間揺れ:14階以上の高層ビルでは、長時間に渡り大きく揺れることがあります。

・家具・什器の移動・転倒:揺れが長く続くため、家具・コピー機等が数メートル移動する場合があります。

・遠方での被害:震度が小さくても、遠方の高層ビルで大きな揺れが発生することがあります。

防災対策

・家具固定:壁の下地に直接ネジで固定するL字金具の使用や粘着マットと突っ張り器具の併用が推奨されています。

・情報活用:気象庁は長周期地震動階級を導入しており、階級3以上が予想される場合は緊急地震速報も発表されます。

※長周期地震動は、周期が長く、遠方まで伝わりやすい揺れであり、特に高層建築物に大きな影響を与えます。家具・設備の固定、長周期地震動階級の情報活用、共振現象を理解し事前の対策が被害軽減に不可欠となります。

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