高層マンションで火災が発生した場合、エレベーターは使用せずに指定された避難経路(非常階段・避難ハッチ)を利用して避難するのが基本です。
[主な避難方法]
・非常階段の利用:高層マンションには、火災時に安全を確保できるように設計された「特別避難階段」等が設置されています。避難の基本経路となりますので、普段から位置を確認しておきましょう。
・避難ハッチ(避難器具)の使用:ベランダ等の隔壁版を破って隣戸へ移動したり、床に設置された避難ハッチを開けて下階へ避難したりするための器具が備え付けられています。使用方法については、日頃から確認し避難ハッチの上には物を置かないようにすることが重要です。
・ヘリポート:高さ100m(約30階建て)を超える超高層マンションには、屋上に緊急離着場(ヘリポート)の設置義務があります。万が一の場合、屋上からの救助も選択肢の一つとなります。
[災害時の行動原則]
・エレベーターは絶対に使用しない:火災および地震発生時にはエレベーターが停止・故障するリスクが高いため、絶対に使用してはいけません。
・煙から身を守る:火災による煙は非常に危険です。避難する際は、濡らしたタオル・ハンカチで鼻と口を覆うと効果的です。
・ドアや窓を閉める:避難経路を確保しつつ、火災の拡大を防ぐために避難する部屋のドアや窓は可能な限り閉めるようにしましょう。
[事前の備え]
・避難経路の確認:マンションの消防計画や避難経路図で自宅から最寄りの非常階段および避難ハッチの位置・使用方法を確認しておきましょう。
・防災訓練への参加:定期的に実施される防災訓練に参加し、実際の避難の流れや器具の使い方を体験することにより、いざという時の冷静な行動に繋がります。
・非常用持ち出し袋の準備:高層階では、一時的に「高層難民」となる可能性も考慮し、水・食料、簡易トイレ等の防災用品を各自で備蓄しておくことが推奨されます。
※お住まいのマンションの具体的な避難方法や設備については、管理組合や管理会社に確認しておくことが重要です。

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